見目麗しき公爵令嬢のスカーレットは、婚約者である第二王子カイルから理不尽な婚約破棄を言い渡されてしまう。新たな婚約者も登場し、散々な濡れ衣を着せられ“悪役令嬢”と罵られるスカーレット。しかし彼女は、ただ断罪されるだけの悪役令嬢ではなかった。「私の最後のお願いです。このクソアマをブッ飛ばしてもよろしいですか?」――彼女は“拳”を握り、目の前の腹立たしい悪徳貴族たちに立ち向かう。